雄勝ローズファクトリーガーデン

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9月25日 あの “世界の山本寛斎” さんが来園されました!!

2014年09月26 カテゴリ:日記

9月25日 、世界的ファッションデザイナーの山本寛斎さんが、NHKの【東北未来塾】の撮影のためにガーデンを訪問されました。大漁旗で作ったジャケットをまとった寛斎さんの姿は、紫色のセージの中に溶け込み、不思議とガーデンにマッチするのです。ガーデンをぐるりと回った後に、直感的にひらめいたことを語り始めました。「白い木柵と東京駅舎のガーデニングハウスがいい!世界一にするための種がまかれている!デザインに関して協力したい!ここは世界の人が集まる世界一の場所になる」と力強い言葉をいただきました。寛斎さんの言葉には力があり、不思議と実現できそうな気にさせられるのです。周りを巻き込み、人をその気にさせる不思議なオーラとエネルギーを感じました。10月に行うトルコでのファッションショーの大成功をほうふつとさせる、そんな熱気と迫力を寛斎さんに感じました。また、丁度その日に新人研修ボランテイアで来園していた横浜の「富士エフサス」の皆さんにも気さくに声をかけて下さり、記念撮影となりました。

その後、寛斎さんを船越地区の中里幸一さんの処へ案内しました。中里さんの「孝丸」の船上で、「震災を体験した者として、体験していない我々をどう思うか」と質問されましたが、即答はできませんでした。震災を体験した私たちは、経済的価値よりももっと大切なものを教えられました。それは人とのつながりであり、人とのいのちの交流です。新しい雄勝町を創っていく事業は、損得を超えた外部の人たちの支援と協力があってのことです。3.11プロジェクトの鎌田さんや多くのボランティアの人たちとつながって未来を語り、それを実現していくプロセスは楽しい時間です。しかし、私たちにとっては、「雄勝花物語」は事業として成功するかどうかは分からないという不確実な未来でもあるのです。私たちは大きな不安とプレッシャーを抱え、心が折れることもたびたびですが、人とのつながりが私たちを奮い立たせる力になっています。今日も鎌田さんや富士通エフサスの皆さんの支援活動、寛斎さんの力強い励ましがありました。皆さんに支えられてこそ、これまで復興事業を進めることができたことを改めて実感する日となりました。

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