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8月23日福岡大学の皆さんに防災教室を受講していただく

2015年08月24 カテゴリ:日記

8月23日、福岡大学の皆さんに防災教室を受講していただきました。津波発生のメカニズムの基礎的な学びのあとに、雄勝小学校の避難経路の現地踏査を行いました。また船戸の高台で津波高19mの痕跡を探す活動を行いました。雄勝小学校側が最初に避難場所を間違った理由は、「大津波警報宮城県10m」の意味を理解できていなかったからではないかと説明しました。実際の津波高は女川湾で18m、志津川湾で20m、仙台湾で8~12m、松島湾4m、仙台湾閖上8m、雄勝湾の奥部では大津波警報の1.6倍の16.3mでした。つまり「大津波警報宮城県10mの意味」とは宮城県沿岸部に到達する津波の『平均値』の高さだったのです。自分が現在居る地域では津波高が何mになるかを具体的にイメージできないことには適切な避難はできません。学生の皆さんにはこの点を強調して学んでいただきました。教員志望の学生さんからは、学校で子どもの命を守るために大切なことは何かという鋭い質問がでて、有意義な防災教育ができました。遠くからおいでくださって、ありがとうござました。

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